ここ数年のヘアスタイルって、ヘアオイルを使うことで髪のパサつきを抑えたり、セミウェットな質感にしてスタイリングすることが定着しています。
ファッション的にもポリエステル系やウールなどの素材を使った洋服は艶があるので、それに合わせて髪にも艶があると相性も良いです。
逆に、髪がパサパサしていたりすると悪目立ちをしてしまいかねないほど重要なスタイリング要素でもあります。
けれども、ヘアオイルならなんでもパサつきを抑えられると思い込んでいる人もいるのではないかと思うので、そんな人のために今回は髪のパサつきを抑えるヘアオイルについて、少し掘り下げてみようと思います。
ちょっと難しい話になるので、ポリッシュオイルなどの現在主流になっているオイルの使い方が難しいと感じている人には是非読んでほしい内容となっています。
目次
ヘアオイルには大きく分けて2種類ある
ヘアオイルには大きく分けて2種類のオイルがあります。
ざっくりいうと、ベタベタ系とサラサラ系。
N.のポリッシュオイルが認知される前までは、ほぼサラサラ系しか認知されていませんでした。
ここでは、N.のポリッシュオイルのような質感のオイルをベタベタ系、それ以前まで主流だった従来のヘアオイルをサラサラ系と呼称します。
古くは植物系のオイルである椿油100%などは存在していたけど、私はお婆ちゃんが使うものと思っていました。
アウトバストリートメントでサラサラ系のヘアオイルがブレイクした経緯もあり、いまだにオイルをつけておけばとりあえず最善という考えは間違っていることもあるので注意が必要だと思います。
ヘアオイルの種類の見分け方
そのヘアオイルの種類の見分け方に関してはとても簡単で、髪の毛以外の身体にも使えるかどうか?ということ。
髪の毛にしか使えないオイルはサラサラ系が多く、身体にも使えるオイルにはベタベタ系のものが多いでです。
ちなみに好みの香りがするボディオイルを髪の毛に塗っている人もいます。
ヘアオイルの違いと使い方
ネットで”ヘアオイル 使い方”などと検索すると、
- とりあえず毛先につける
- ベタベタすることもあるので注意
- 髪を乾かす前につける
サラサラ系に関しては、ネット上に溢れているような使い方で間違いはないけれど、ベタベタ系に関しては癖が強いというか難しさがあるので、今回はベタベタ系のポリッシュオイルやトラックオイルのNo3とかのオイルをベタベタ系として使い方に関して主に掘り下げていきます。

ヘアオイルの違い
サラサラ系とベタベタ系のヘアオイルの違いは、仕上がりの質感が違うこと。
サラサラ系のオイルの特徴は、
- N.ポリッシュオイルが幅を利かせる前に発売されたものに多い
- 仕上がりはサラサラ、ツルツルになる
- つけて時間が経過すると効果がわかりにくくなっているものがある
- 手触りや質感以外の効果はわかりにくい
ベタベタ系の特徴は、
- つける量によってオイリーでベタつくことがある
- 効果は洗うまでずっと持続する
- 髪のボリュームを抑えることができる
- 髪の艶が向上する
- 髪がパラパラとした細い束になる(セミウェットな質感になる)
- シャンプーの泡立ちがとても悪い
ベタベタ系のヘアオイルの使い方

ベタベタ系のヘアオイルは使い方が難しく、髪の状態や、つける量によって全然仕上がりが変わってきます。
少ない量だと従来のヘアオイルのようにナチュラルな質感になり、多いほどウェッティな質感に近づいていきます。
つまり、トリートメント効果とスタイリング効果の両方を兼ね備えているオイルと考えて良いと思います。
髪を乾かす前につけるのが基本
ベタベタ系のヘアオイルも従来通り、髪の毛を乾かす前につけるのが基本です。
パサついてほしくない部分や、髪の広がりを抑えたいところを中心につけてから全体に馴染ませていきましょう。
髪が広がってほしくない人は、広がらない程度の量をつけると良いと思います。
髪を乾かす前につけると乾いた後もべたつきがあまり気にならなくなり、乾いた後につけると髪の表面がややギラつき、ベタっとした印象になりやすくなります。
時間の経過とともに質感も変わっていく
そしてベタっと系のオイルの特徴として、時間の経過と共にスタイリングの質感も変わっていくことも考えておく必要があります。
頭皮からは他の肌よりも多く脂質が分泌されるので、時間がたてば髪の毛もその脂を吸収していきます。
なので朝から夜までの長い期間のヘアスタイリングの保ちのことを計算すると、長丁場になるほどオイルの量は少なく減らす必要があるかもしれません。
逆に短い時間しっかりお洒落をしたいだけとなれば、少し多めにつけても大丈夫といえます。
最近のヘアオイルには慣れが必要
以上のことなどから、最近のヘアオイルはやや使い方が難しく、たくさん使って使い慣れることが必要です。
慣れておかないと、いざというときにせっかくお洒落をしても失敗するかもしれません。
なので日頃からジャブジャブ使って使い慣れておくと良いでしょう。