わたしは湯シャン肯定派の美容師です。

気が向いたら湯シャンで数日すごすことがあるし、サウナとかホテルに行ってシャンプーを持参していなければほぼ湯シャンでしのいでいます。

湯シャンて、読んで字のごとくお湯だけで髪の毛を洗う行為ですが、ここで伝えたいのは知ってみて損はないヘアケア方法だということ。

しっかりやれば全然不潔ではないし、人によっては髪の毛の状態が最高になることもあると思います。

わたしは職業上シャンプーにお金をけっこうかけています。

そんなわたしが、

ヘンなシャンプーを使うくらいだったら湯シャンの方がまだマシ

と思うほど、湯シャンのことを評価しています。

だからといって毎日湯シャンをしているわけでもなく、程よく湯シャンを生活に取り入れています。

なぜそう思うのかという理由をこの記事で熱く語っていくので、ちょっと長めの記事ではありますが、湯シャンに興味があるひとは読んでみてください。

参考になれば嬉しいです。

湯シャンのやり方

湯シャンのやり方は簡単。

だけどシャワーがないと厳しいです。

必要なものは温水とシャワー。

湯シャンのやり方は、

  1. 根元を指の腹でまんべんなくすすぐ。
  2. 手櫛で毛先まで滑らせるように汚れを流す
  3. 1,2を2~3回繰り返す

こんな感じでOK。

先にサウナに入ったり、湯船に浸かるなどして毛穴を開かせてから湯シャンをすると効果が高いです。

お湯をたっぷり使えない場合は髪の毛が摩擦で傷むことも考えられるので、シャワーで流しながらすすぐと良いでしょう。

湯シャンするときの注意点

注意点は、あまりお湯の温度を高くしすぎない(逆に乾燥するかも)ことと、髪の毛をこすらないこと。

お湯の温度がヌルすぎると汚れの落ちが悪くなるし、高すぎると逆に乾燥することになります。

個人的には”気持ち良い”と感じられる温度の方が、習慣として長く続けられるので良いと思います。

湯シャンにトリートメントは必要ない

湯シャンは自分の頭皮から分泌される皮脂がトリートメントの役割を果たしてくれます。

なので湯シャンの後には基本的にトリートメントやリンスをする必要はありません。

もしも髪が乾燥して毛先がパサつく場合などは、毛先にだけトリートメントをつけると良いでしょう。

湯シャンの効果

湯シャンはシャンプーの頻度が減るので、

「経皮毒がないから安心」

ともいわれてますが、そもそもわたしは経皮毒性に関してはあまり信用していません。

それ以外にも白髪や薄毛に効果があるなどともいわれています。

じっさいのところは後述するとして、湯シャンをすると髪に油分が残るのでシットリまとまる効果はあります。

シャンプーでアレルギーがある人などには湯シャンは大切なヘアケア方法になりうるとも思います。

そのためにも湯シャンと上手に付き合う方法や効果などを少し詳しく説明していきます。

湯シャンは白髪に効果があるって本当?

湯シャン

湯シャンは白髪に効果があると囁かれています。

でも、白髪の悩みってシャンプーが生まれるもっと前から世界の人々が向きあってきた悩みなんです。

だからそんな簡単には解消できないし、今でも研究者が取りくんでいる課題です。

ということなので、湯シャンで白髪が治るというのは何の実証もされていないデマだと思います。

他の記事で簡単に白髪が治るデマについても書いているので参考にしてくださいね。

湯シャンはハゲにならないって本当?

白髪に続き、薄毛も湯シャンで治るのか問題。

これも都市伝説みたいなものだと思います。

有名人でも湯シャンを実践している人がいて、その人がハゲてないとか、ホームレスにハゲはいないとかその類の噂にすぎず、薄毛が治る根拠はありません。

例えばその人がシャンプーが理由で薄毛になっている場合、湯シャンにするだけで直ちに薄毛が改善さます。

でも、今の時代に使っていてハゲるシャンプーなんて日本のお店には売っていません。

湯シャンでハゲないというのは、ただシャンプーを否定する行為ですがシャンプーは安くてキシキシするようなものでもハゲないと思います。

湯シャンって髪の毛に悪くないの?

逆に「毛穴が汚れてつまるからハゲやすい」

ともネットで書かれているのをみたことがあります。

毛穴の汚れって、普通のシャンプーでも落としきれてないのが多いのに、そのシャンプーを使っている人たちはそれが原因で髪の毛が薄くなっていないはず。

つまりそんなに関係ないということになります。

湯シャンでハゲが治る説も、湯シャンでハゲる説もそのどちらでもないのが本当の湯シャンの効果です。

その「無」という効果が湯シャンの良さでもあると思います。

湯シャンをすると何が良いの?

先ほど述べたように湯シャンの効果はとくに無く、ただ髪の汚れが落ちるということ。

だから自分本来の「素の髪」と皮脂だけが髪や頭皮にある程度残ることが理想的で、湯シャンの目指すところでもあります。

でも、けっこう落ちない汚れがあります。

よくわからないベタベタや白いコーティングやヌメリなど。

シャンプーしても落ちないし、湯シャンしても落ちない謎の汚れを、おそらく自分がつけたものだということがわかります。

油性のポマードだってシャンプーで落ちるのに、シャンプーで落ちない汚れって怖くないです?

湯シャンはそれがわかります。

あと髪あじわったことないくらいシットリしたりします。

汚れや臭いはそれなりに落ちます。

そんな感じで汚れは落ちるし、髪はシットリするし本来の自分の髪の毛のポテンシャルがわかるのが湯シャンの良さです。

季節や健康状態で髪のパサツキやツヤなどが変化することも体感できるのが湯シャンの優れていると思うところです。

じっさいに湯シャンを試している人の意見

この記事を書いているわたしも1~2ヶ月湯シャンで過ごしたことが何度かあるし、お客さんでも湯シャンで主に過ごしている人がいます。

その中で得た結論は、

上手に付き合えれば良いことである

という結果になりました。

まずは意見の共通点は以下のとおりです。

  • 臭いに関しては人に言わなければわからない程度である。
  • 髪にしなやかさは増すけども、夕方になったら髪が油っぽくなりやすい。
  • 数日に1回はシャンプーをした方が良い。

湯シャンとシャンプーを交互に毎日をすごしても、髪が油っぽくなることはほぼありませんでした。

それが数日続けて湯シャンすると夕方から髪が油っぽくなったと感じるようになり、そうなる頃にシャンプーをするのが上手な付き合い方じゃないか?という意見で一致しました。

湯シャンの頻度は人によって変わる

気になる湯シャンの頻度については個人差があります。

最後にシャンプーをしてから何日目でかゆみが出たり、髪や頭皮が油っぽいと感じるかで変わってきます。

何度も湯シャンをしているうちに、季節や体調でかゆみや油っぽさを感じる頻度も変わるので、それらを自分で調節するのがベターです。

湯シャンの頻度を自分で調節して、付き合いやすい感覚をつかむと良いでしょう。

自分で不快だと感じずにすごせる感覚が適切な湯シャンの頻度だと思います。

湯シャンに向いている人

ここからは湯シャンに向いている人と向いていない人のお話です。

まずは湯シャンに向いている人のタイプ。

湯シャンは髪の毛がシットリするので髪のボリュームダウンがしやすいです。

くせ毛や多毛の人は湯シャンが向いているといえるでしょう。

それ以外にも頭皮や髪の毛が乾燥している人や、シャンプーでアレルギーが出やすい人にも湯シャンは有効な手段だと思います。

湯シャンに向いていない人

湯シャンが向いていない人は湯シャンに向いている人とは逆で、髪のボリュームが少ない人や皮脂を多く分泌する人など。

水で落ちないヘアケア剤を使っている人も向いていません。

湯シャンをしてもすぐに髪や頭皮がベタついてしまう人は向いていないと思います。

でも、皮脂は年齢を重ねると少なくなることもあるので、いつかはお世話になる時期がくるかもしれないので、そのときはこんな記事があったことを思い出してくださいね。

湯シャンとの上手な付き合い方

湯シャンと上手に付き合っていくためには、シャンプーのことを否定的に見ないことと、湯シャンのことも否定いないことだと思っています。

普段から信頼できるシャンプーを使っていればわざわざ湯シャンする必要なんてあまりありません。

反対にシャンプーをしたくないからって湯シャンに切り替えても、

「わたし臭いと思われてないかな?」

とか不安に思っていたら生きていても楽しくありません。

なのでどちらも良い部分を理解してあげることが重要です。

例えば、安くて刺激の強いシャンプーを使っているのなら、1日おきに湯シャンすることでシャンプーの強い刺激を和らげてくれることもあるし、

わたしのように、1~2泊の外泊で湯シャンをするのも入り口としては良いと思います。

そのように使い分けることで毎日の生活に「すごしやすい」と感じる方法で湯シャンと付き合っていくのがベストな方法だと思います。

こんな感じで長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

以上、「湯シャンて何?やり方や効果をザックリと、白髪やハゲに効くって本当?」でした。