ノンシリコン、ノンパラベン、ノンパラフィンのシャンプーは健康だとシャンプーの解析サイトによく書いてありますね。
パラベンは防腐剤のことですが、ノンパラベンは防腐剤の入っていないシャンプーということなります。
シリコンについては別の記事で紹介しているので、今回はパラベンについてのお話です。
合わせて読みたい記事:シリコンシャンプーは害があるのか?
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パラベンフリー(ノンパラベン)のシャンプーってどうなの?
パラベンとは本来は品質を保つための防腐効果をもたらす成分です。
ですが、そのパラベンがアレルギーなどに良くないとの評判で悪い成分として扱われている部分があります。
そのパラベンにはどのような効果があるのでしょうか?
シャンプーに防腐剤を入れないと。。
シャンプーを置いておく場所としてはバスルームがほとんどだと思います。
バスルームといえば家の中で一番と言って良いほど高温多湿になるところですよね?
その高温多湿なところで防腐剤が入っていないとシャンプーはすぐにカビが生えたり腐敗してしまいます。
体のためを思って防腐剤の入っていないシャンプーを買っても、それではカビや雑菌まみれのシャンプーで髪を洗わなくてはなりません。
完全無添加のシャンプーが最良だというわけではないのです。
パラベンとは
パラベンと一概に表現していますが種類があり、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、イソプロピルパラベン、ブチルパラベン、ベンジルパラベン、イソブチルパラベンの7種類があり、総称して”パラオキシ安息香酸エステル”と言います。
抗菌活性の強さは、ベンジル>ブチル>プロピル>エチル>メチルの順です。
その強い抗菌作用があることで、中にはアレルギー反応を引き起こす原因になったり、水生生物への毒性が懸念されるために評判が良い成分ではありません。
一般的にパラベンが入っていない無添加の化粧品の方が安全だと言われていますが、防腐剤が入っていないと雑菌が繁殖してしまいます。
また、パラベンフリー(ノンパラベン)がブームになっている感もあり、パラベンを使用しない代わりにフェのキシエタノールやビタミン類を配合しているという製品もありますが、防腐剤を配合することは薬事法で決まっていることなのです。
しかし、その代わりの防腐剤もまだ研究が未熟なためにどのようなリスクがあるのかハッキリしていないものも多くあります。どんなリスクがあるかまだわからないのでパラベンより安全だとは言えません。
防腐剤の化粧品への添加割合は1%未満と決まっているので、ある意味ではパラベンは少量で高い効果を発揮する優れた成分であるとの見方をすることもできます。